NEM walletネムウォレット(旧nano wallet)登録方法と使い方
- 2021.01.22
- 2021.01.31
- 仮想通貨ウォレット



ウォレットについて詳しくは以下を参考にしてくださいね。
NEM walletネムウォレットとは
NEM walletネムウォレットとはNEMの公式のwalletです。
NEM walletは以前はNano walletという名前でしたが、バージョンアップ後NEM walletが正式名称になりました。
NEMは以前コインチェック取引所でハッキング被害にあいましたが、公式のNEM walletでは一度もハッキング事件は起こっていません。
NEMを購入したら取引所に置きっぱなしにしておくのではなくNEM walletに保管しておくことでセキュリティも高めることができ、さらに委任ハーベスティングというシステムを使ってで特に何もせずにNEMを増やしていくことができます。
NEM walletネムウォレット登録方法
ここでは基本のPCブラウザでのシングルウォレットの作り方で説明していきます。
NEM walletネムウォレットPCでの登録方法
NEM walletのダウンロード
まずは公式サイトからNEM walletをダウンロードします。
build-2.4.8という名前のzipファイルがダウンロードされます。
解凍してstart.htmlをダブルクリックしChromeなどのブラウザでNEM walletを起動します。
右上のLanguageをクリックすると言語が変えられるのでJapaneseを選択します。
NEM walletアカウント作成
右上のアカウントの作成をクリックします。
シンプルウォレットを選択します。
ハッキングを回避するためにインターネット接続を一時的に切断します。
接続を解除したら【準備出来ました】をクリックします。
プルダウンからMainnetメインネットを選択し、【次へ】をクリックします。
Testnetはテスト用でMijinはNEMのシステムを使用したトークンなどの構築用なのでここでは選択しません。
ウォレット名は任意の好きな名前で構いませんが、今後複数に増えた場合に区別できるような名前にしましょう。
名前を入力したら【次へ】をクリックします。
パスワードを入力し、確認の再入力も済ませたら【次へ】をクリックします。
カーソルを動かすことで不確定要素を増やして世界に一つだけの自分の秘密鍵を作成するという意味です。
【スタート】をクリックします。
こんな風にジグザグにカーソルを好きなように動かすといいでしょう。
バーが端まで到達したら【次へ】をクリックします。
NEM walletアカウントのバックアップ
ブラウザは一時保管だから注意してくださいという内容を確認したら【理解し同意しました】をクリックします。
するとバックアップに必要なファイルをダウンロードする画面が表示されますのでウォレットをダウンロードするをクリックします。
拡張子がwltのファイルがダウンロードされますので、外付けハードディスクなど安全な場所に保管してください。
拡張子がwltのファイルがない場合はウォレットファイルの表示をクリックするとキーが表示されますので手動で保存します。
ファイルの保存が済んだら【ウォレットファイルをバックアップしました】をクリックします。
【プライベートキーの表示】をクリックしてプライベートキーをコピーし保存します。
【保存したら秘密鍵とパスワードをバックアップしました】をクリックします。
【私はすべての内容を理解し同意しました】をクリックします。
このような画面が表示されたらNEM walletの作成は完了です!
NEM walletネムウォレットの使い方
start.htmlをダブルクリックしてChromeなどのブラウザでNEM walletを起動します。
ログインをクリックします。
作成したNEMウォレットを選択します。
パスワードを入力してサインインをクリックします。
NEM walletネムウォレットに送金(入金)
無事にサインイン出来るとダッシュボードの画面が開きます。
メニューからアカウントをクリックします。
アカウント情報が表示されます。
右側のコピーマークをクリックでアドレスがコピーできます。
後で送金もとに貼り付けるのでこのまま開いておきます。
NEMウォレットへ送金(コインチェックの場合)
ここではコインチェックからの送金を例に説明します。
左側のメニューからコイン送金をクリックします。
【NEMを送る】を選択します。
【送金先リストの編集】をクリックしてNEM walletを追加します。
先ほど開いたNEM walletのNEMアカウントのアドレスをコピーして貼り付けます。
スマートフォンを確認し認証コードを入力して【認証する】をクリックします。
【保存】をクリックすると新規アドレスが登録されます。
宛先リストにNEM walletが追加されプルダウンから選択できるようになりました。
NEMウォレットに送金する場合は送金メッセージは特にありませんので空欄で問題ありません。
他の取引所などに送信する場合、アドレスとメッセージ両方の指定がある場合は必ず入力するようにしてください。
金額を入力して間違いがないか確認したら【送金する】をクリックします。
他の取引所の場合も大体同じ流れですので参考にしていただければと思います。
NEM walletネムウォレットから送金
メニューから送信をクリックします。
- 入金先のアドレスを入力します。
- 送金金額を入力します。
- メッセージの指定がある場合は必ず入力します。
送金メッセージの指定がある場合、手数料が0.05NEM→0.1XEMになるようです。
一般的な取引所からの送金手数料は0.5NEM~1NEM程度が相場なのでそれでも安いですね。
メッセージタイプは通常【平文】を選択してください。
暗号化に対応していない送信先では受け取り不可になります。
最後にNEM walletのパスワードを入力して【送信】をクリックします。
モザイクはトークンですのでNEMの場合はチェックは入れないようにして下さい。
NEM walletネムウォレットとハーベスト
NEMハーベストの仕組み
NEMのハーベストとはBitcoinにおけるマイニングに相当するものです。
Bitcoinが新規にコインを得ることを採掘するという意味のマイニングと呼ぶのに対し、NEMの場合はコインはすべて発行済みであるため収穫するという意味のハーベストと呼び区別しています。
ハーベストとマイニングの違い
承認名 | 発行枚数 | アルゴリズム | 報酬システム | |
Bitcoin | マイニング | 2100万BTC(1800万BTC発行済) | Proof of Work | より多くの計算処理を行う者にコイン報酬を付与する |
NEM | ハーベスト | 8999999999XEM(発行済) | Proof of Importance | ネットワークに対する重要度によりコイン報酬を付与する |
Bitcoinの場合、取引記録などの承認作業に膨大な計算処理が伴います。
この計算をより多く行った人にコイン報酬を与えるという決まりがPoW(Proof of Work)と言われるコンセンサスアルゴリズムです。
これに対しNEMの場合はネムのネットワークに対する重要度によってコイン報酬が決定されます。
この仕組みはPoI(Proof of Importance)と言われるコンセンサスアルゴリズムになっています。
PoI(Proof of Importance)とは
NEMのコンセンサスアルゴリズムであるPoIでは、ブロックチェーンの承認を決定してコイン報酬を得る基準を、重要度に置いています。
NEM walletアカウントに対しインポータンス(重要度)と呼ばれるPoIスコアが付与されます。
このPoIスコアが高いほどハーベストに成功して報酬を得る確率が高くなる仕組みとなっています。
ハーベストの重要度が上がる条件
PoIスコアをあげるために必要な条件は3つです。
- 1回に1000XEM以上の送金をする
- 既得バランスが10,000XEM以上のユーザーからの入金がある
- 30日以内の取引である
NEMをたくさん持っている人だけにハーベスト報酬が偏らず、ネットワークをより利用している人に報酬が多く与えられる仕組みが作られています。
NEMハーベストのやり方
メニューからサービスを選択します。
デリゲートハーベスティング(委任)から【デリゲートアカウント(委任アカウント)管理】をクリックします。
【デリゲートアカウントの有効化/無効化】をクリックします。
モード選択:【委任有効化】を選択してパスワードを入力し、送信をクリックします。
リモートステータスが有効化中になるので有効になるまで6時間程度待ちます。
既得バランスが10000NEMを超えていないとハーベストできません。
1万NEMをギリギリ超えた程度だと既得バランスが1万NEMを超えるのに少し時間がかかります。
1440ブロック(1日)毎に(残高ー既得残高)× 0.1ずつ増加
計算式上10000NEMピッタリでは既得バランスは絶対1万NEMにならないため最低でも手数料+10001NEM入金してください。
残高が多いほうが上がりやすいので、早く上げる裏ワザとしては一旦全保有NEMを取引所からNEM walletへ移して、既得バランスが1万NEMを超えたら必要分を残して戻すというやり方があります。
既得バランスが1万XEMを超えたら【デリゲートハーベスティングを開始/停止】がクリック出来るようになります。
パスワードを入力し、委任先のノードを選択します。
選択した先が接続上限に達している場合【選択したノードが接続制限に達しているので、別のノードを指定してください】と表示されるので、接続できるノードを選択し【デリゲートハーベスティングの開始】をクリックします。
これで設定は完了です!
後はNEMが収穫されるのを待ちましょう。
NEMハーベストできない場合
ハーベスト自体ははNEM ウォレットに一旦XEMを入れて設定すると何もすることがなくなるので放置しがちですが、選択した委任先のノードがいつの間にかなくなっていることもあるので、たまに状況を確認するようにしましょう。
ハーベスティングしているつもりで委任先が終わっていたらいつまで待っても収穫は0です…。
NEM walletネムウォレットアップデートとインポート
NEM ウォレットはブラウザで閲覧していますが、ウォレットは自身の端末に作成されています。
そのため自動アップデートがかかるわけではないのでアップデートするためには最新版をダウンロードする必要があります。
ダウンロードしたファイルには何もない状態ですので以前作ったウォレットの情報をインポートしなくてはなりません。
こちらはSymbolのオプトイン方法について書いた記事の中にやり方を説明していますのでこちらを参考にしていただけたらと思います。
定期的にアップデートされているので、たまにダウンロードサイトを覗くようにしましょう。
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