仮想通貨(暗号資産)とはなんなのか
- 2020.08.28
- 2021.01.11
- 仮想通貨の基礎知識

仮想通貨って最近よく聞くけど、キャッシュレスの一種なのかな?
でも今更聞けない。っていうか誰に聞いたらいいの?
そんな悩みを解決します!
仮想通貨(暗号資産)とは?わかりやすく解説


皆さんの仮想通貨のイメージは大体こんな感じではないでしょうか?
しかしながら正しい知識をもって使用するなら大損することはないし、ちゃんと使えるお金です。
法律による仮想通貨(暗号資産)の定義
一.物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二.不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
- インターネット環境で物を購入することもできるし、サービスの対価として受け取れるし、送金できる。
- インターネット環境で両替できる(広義で投資対象になる)。
ということですね。
では普通のお金(法定通貨)とはどこが違うのでしょう?
仮想通貨(暗号資産)と法定通貨の違い
通貨とはすなわちお金のことです。



私たちが通常使っているお金(法定通貨)には紙幣(札)と貨幣(玉)があって、物と交換することで買い物が出来たりしますね。
それに対し仮想通貨には実体がなく、デジタルデータとしてのみ存在しています。
また、法定通貨はそれぞれの国の機関が法律で定めて発行しています。
他の国に行くと両替が必要になるのはそのためですね。
仮想通貨には発行している特定の国も管理している機関もないためインターネット環境があれば世界中どこへでも送金することが出来ます。
誰も管理していないのに通貨として成り立つのは、分散管理台帳と呼ばれる記録媒体にインターネット上にいる複数の利用者が取引履歴を書き込んでいるからです。
この一定時間の取引記録をブロックと呼び、これを全部チェーンのように繋げたものがブロックチェーンと呼ばれているものです。
ブロックチェーン全部の情報の記録が誰でも閲覧できる状態になっているため、取引データや残高の偽造、二重支払いなどの不正行為がシステム上あり得なくなっています。
いわばみんなで見張っているような感じですね。
また管理者がいないということは、発行元もありません。
この台帳に記録できるのは特殊なめんどくさい暗号を一番早く計算したした利用者で、一等賞の人がご褒美として賞金を獲得できるようになっています。
この賞金獲得をマイニングと呼び、例えばビットコインであれば6.25BTCがこの時新たに生まれたことになります。
このようないくつかの性質からこの通貨は仮想通貨や暗号通貨、暗号資産と呼ばれるようになったわけです。
仮想通貨は英語ではcryptocurrency(クリプトカレンシー)と表記され、直訳すると暗号通貨です。
仮想通貨には他にも以下のような違いがあります。
法定通貨 | 仮想通貨(ビットコイン) | |
---|---|---|
実体 | ある | ない |
信用 | 国が管理しているという信用 | 国内情勢に左右されない |
発行量 | 金融政策による(上限はない) | 2100万BTC【ビットコイン】 |
価値 | 物価上昇率で変動 | 需要と供給バランスで変動 |
利用場所 | 国単位 | 全世界(インターネット環境) |
取引場所 | 銀行や証券取引所 | 仮想通貨取引所 |
発行元 | 日本銀行や政府などの機関 | マイニング |
ビットコインは代表的な仮想通貨の一種です。
仮想通貨(暗号資産)と電子マネーの違い



電子マネーは仮想通貨と同じようにインターネットを通じて電子的に決済されますが、スマホやICカードにお金をチャージして法定通貨のデータを利用しての決済になります(一部後払い方式もあります)。
商品券がデジタルデータ化したイメージにとらえるとしっくりくるでしょう。
こちらに仮想通貨を始めてみたい方のために大まかな流れをまとめたので、合わせて読んでくださいね。
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